妊娠前、あるいは妊娠中に葉酸を摂ることが大事だというのはだいぶ知られてきました。
でも、「なぜ葉酸が大事なのか」ということを知らずに飲んでいる人も多いんですよね…
葉酸の働きを知れば、葉酸サプリをいつまで飲めばいいのかということも分かってくるはずなので、順に見ていきましょう。
葉酸には、「細胞の分裂や成熟を助ける」働きがあります。
お腹の中で赤ちゃんが大きくなっていく(=たくさん細胞分裂を繰り返している!)ときに、その働きをサポートする葉酸が足りなければ…
葉酸が不足している場合に最も心配されるのが、「神経管閉鎖障害」です。
脳や脊髄などの神経系がうまく作れず、重い障害を抱える可能性が高い病気です。(二分脊椎がいちばん有名でしょうか)
この「神経管閉鎖障害」は妊娠4週目から12週目頃に起こるとされています。重要な器官ほど初期の頃に形作られていくので、葉酸が不足していると大きなハンデになってしまうんですよね。
なので、妊娠が分かる前から葉酸をしっかりと摂っておくことで、妊娠初期の赤ちゃんの成長を助けてあげられるわけです。
妊娠中期(16~27週)以降、赤ちゃんの成長をサポートすることに変わりはありません。
「神経管閉鎖障害」のような大きなリスクを伴うことは少なくなっているので、「産婦人科診療ガイドライン 産科編2020」でも栄養補給の補完の目的でサプリメントを継続して利用しても差し支えないという表現になっています。
このあたりを目安に判断するのがいいかもしれませんね。
ただ、葉酸には赤血球を作るために大事な役割も果たしています。
急にやめてしまうのが心配なようであれば、様子を見ながら段階的に考えていくのがいいかもしれません。
出産後、赤ちゃんは母乳を通して栄養を受け取ります。
葉酸もその中の一つで、妊娠中と同じように「赤血球などを含めて、細胞の分裂や成長をサポート」をしています。
完全母乳育児の場合は、100%母乳に頼ることになるので、お母さんの栄養が不足していると、赤ちゃんにも十分な栄養が行かないことになってしまいます。
そうならないためにも、お母さんが十分な栄養と休息を取れる環境を整えることが必要なわけですね。
そうは言っても、子供のケアで手一杯、自分のことは後回しということにもなりやすい時期です。
葉酸に限らず、産後の栄養全体を考えたサプリを摂ることで栄養についてあれこれ悩む必要をなくしておくのは、一つの方法かもしれません。
妊娠初期の葉酸不足は、大変深刻な問題につながる可能性があります。
なので、できれば妊娠前から、遅くとも気付いたらすぐに葉酸をサプリで摂ることをおすすめします。
中期以降は、お母さんの栄養状態など、それぞれの状態に合わせて判断することが必要です。
十分な栄養が摂れていない場合や、足りているかどうか不安な場合はサプリを使い続けてもいいでしょう。
その場合、妊娠時期に合わせて、必要な配合量に調整してくれるサプリを定期購入しておくと、余分な心配をすることなく、赤ちゃんのことを最優先に考えられます♪
プレミンシリーズが妊娠・産後の時期別になっていて、使いやすいですね。